バレーボール女子日本代表が戦う
ネーションズリーグ(VNL)の
決勝ラウンド進出が決まり、
「オポジット」というポジション名が
検索で急上昇しています。
結論からいうと、オポジットは
セッターの対角に位置する、チームの得点源となるポジションです。
この記事で、役割と見どころを
初心者にも分かりやすく解説します。
- オポジットとはどんなポジションか
- 6つのポジションの中での位置づけ
- オポジットの3つの役割
- 観戦時の見分け方
- ネーションズリーグ決勝ラウンドの見どころ
オポジットはセッターの対角=攻撃の切り札
オポジット(Opposite)は
英語で「反対側」という意味。
コート上でセッターの対角線上に
位置することから、
この名前が付いています。
読み方はそのまま「オポジット」、
中継では「OP」と表記されることもあります。
最大の特徴は、
攻撃に専念できるポジションであること。
サーブレシーブ(レセプション)に
参加しないことが多く、
その分スパイクに集中して
得点を量産する役割を担います。
試合のスタッツを見ると、
チーム最多得点がオポジットという試合も
珍しくありません。
バレーの主なポジションとオポジットの位置づけ
| ポジション | 主な役割 |
| セッター(S) | トスを上げて攻撃を組み立てる司令塔 |
| アウトサイドヒッター(OH) | 攻撃と守備の両方を担う主力 |
| ミドルブロッカー(MB) | ブロックの中心と速攻 |
| オポジット(OP) | 攻撃専門の得点源 |
| リベロ(L) | 守備専門(攻撃には参加しない) |
守備専門のリベロと正反対に、
オポジットは「攻撃専門」の色が
最も濃いポジション。
チームで一番スパイク決定力のある選手が
置かれることが多く、
「スーパーエース」と呼ばれることもあります。
この5つの役割分担を覚えるだけで、
試合中の選手の動きが
ぐっと理解しやすくなります。
オポジットの3つの役割
役割1:ライトからの強打で得点する
オポジットの主戦場は
コートの右側(ライト側)。
味方のレシーブが乱れた
苦しい場面でもトスが集まり、
力でこじ開ける決定力が求められます。
役割2:後衛からのバックアタック
後衛に回っても攻撃の手を緩めないのが
オポジットの特徴。
コート後方から跳んで打つ
バックアタックで、
常に攻撃の選択肢であり続けます。
役割3:相手エースへのブロック
ライト側に位置するオポジットは、
相手のアウトサイドヒッターと
ネット越しに向き合う場面が多く、
ブロックでも重要な壁になります。
なぜ「対角」が重要?ローテーションの仕組み
バレーボールでは、
サーブ権が移るたびに6人の選手が
時計回りにポジションを移動します。
これが「ローテーション」です。
対角に置かれた2人は、
常に一方が前衛・もう一方が後衛になります。
セッターの対角にオポジットを置くことで、
セッターが後衛のときは
オポジットが前衛で攻撃でき、
攻撃の枚数を常に確保できるのです。
つまりオポジットは、
ローテーションの仕組み上も
「攻撃を途切れさせないための存在」。
チーム戦術の核となる配置なのです。
世界と日本のオポジット事情
世界の強豪国では、
高さとパワーを兼ね備えた
「大砲型」のオポジットが主流。
多少レシーブが乱れても
個の力で決め切るスタイルが
勝敗を左右します。
一方の日本は、
高さで勝負しにくい分、
速い攻撃展開や多彩なコンビネーションで
対抗するのが伝統的なスタイル。
オポジットにも決定力に加えて
器用さや対応力が求められます。
国際大会では、
この「パワーの世界」対「組織の日本」という
構図そのものが見どころ。
両者のオポジットを見比べると、
チームカラーの違いが
はっきり見えてきます。
観戦時の見分け方は「セッターの反対側」
まずセッター(トスを上げる選手)を探し、
その対角にいる選手がオポジット。
サーブレシーブの隊形に
入らないことが多いのも目印です。
試合中継では、
ピンチの場面でトスが集まる選手に
注目してみてください。
「困ったときのオポジット」という
チームの信頼が見えてきます。
中継の選手紹介テロップにも
ポジション名が出るので、
合わせてチェックすると確実です。
昔は「ライト」「スーパーエース」と呼ばれていた
日本では長らく、
このポジションを「ライト」や
「スーパーエース」と呼んできました。
テレビ中継でおなじみだった人には、
そちらの呼び名のほうが
ピンとくるかもしれません。
近年は国際的な名称に合わせて
「オポジット」の呼び方が定着。
中継や記事でも
OP・オポジットという表記が
標準になっています。
呼び名は変わっても、
「チームの得点源」という
役割の本質は同じです。
ネーションズリーグ決勝ラウンドで注目
女子日本代表は、
ネーションズリーグの決勝ラウンドに進出。
報道によると、準々決勝は
7月22日にブラジルと対戦予定です。
世界の強豪は、
強力なオポジットを軸に
攻撃を組み立てるチームが多く、
日本の組織力との対比も見どころ。
石川真佑選手らアタッカー陣の活躍とともに、
両チームのオポジットの働きに
注目して観戦してみてください。
準々決勝を勝ち上がれば、
準決勝、そして決勝・3位決定戦へと
短期決戦が続きます。
苦しい場面で誰にトスが集まるのか、
ポジションの知識があると
1本1本の攻撃の意味が
より深く味わえるはずです。
よくある質問
オポジットとエースの違いは?
「エース」は役割の呼び名で、
「オポジット」はポジション名です。
チームによってはアウトサイドヒッターが
エースを務めることもあります。
攻撃専門のオポジットがエースの場合、
「スーパーエース」と呼ばれます。
誰がエースかを探しながら見るのも
バレー観戦の楽しみのひとつです。
左利きの選手が多いのはなぜ?
ライト側からの攻撃では、
左利きのほうが体の向きのまま
自然に強打を打てるためです。
世界のトップオポジットにも
左利きの名選手が多くいます。
リベロとの違いは?
リベロは守備専門、
オポジットは攻撃専門と、
正反対の役割です。
リベロは攻撃に参加できないルールですが、
オポジットは前衛でも後衛でも
攻撃し続けます。
ユニフォームの色が1人だけ違うのがリベロ、
セッターの対角で打ちまくるのがオポジット、
と覚えると分かりやすいですよ。
オポジットに身長は必要?
高さがあるに越したことはありませんが、
絶対条件ではありません。
ジャンプ力や打点の高さ、
コースの打ち分けなど、
総合的な攻撃力が評価されるポジションです。
実際、身長のハンデを
技術と跳躍力で補って活躍する選手も
数多くいます。
サーブレシーブは絶対にしないの?
チームの戦術によります。
攻撃に専念させるため
レセプションから外す形が主流ですが、
守備力の高いオポジットを
レシーブに参加させるチームもあります。
このあたりの起用法の違いも、
チームの個性が出るポイントです。
まとめ:オポジットが分かると観戦が倍楽しくなる
- オポジットはセッターの対角に位置する攻撃専門ポジション
- サーブレシーブを免除され、得点に専念する
- ライト攻撃・バックアタック・ブロックが主な仕事
- 見分け方は「セッターの反対側」
- ネーションズリーグ決勝ラウンドでも注目
オポジットは
チームの得点を背負う攻撃の切り札。
セッターの対角という配置には、
攻撃を途切れさせないための
戦術的な意味が詰まっています。
ポジションの役割が分かると、
トス回しの意図まで見えてきて
観戦が倍楽しくなります。
ネーションズリーグ決勝ラウンドの
日本代表戦で、
ぜひ両チームのオポジットに
注目してみてください。

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