家の前に見覚えのない印がついていたら、気になりますよね。
実はそれ、空き巣などの下見で残される
「マーキング」かもしれません。
夏休みやお盆で家を空ける機会が増える時期だけに、
今のうちに知っておきたい情報です。
結論から言うと、
警視庁は住宅の塀やポストなどに書かれた
見覚えのない記号や数字について、
強盗・空き巣グループの下見の可能性があるとして
注意を呼びかけています。
この記事では、
マーキングの具体例や、
見つけたときにやるべき行動を
警視庁の発表をもとに整理します。
あわせて、家を空けるときに
できる対策もまとめました。
- 警視庁が注意を呼びかけた理由
- マーキングの具体例
- マーキングを見つけたときにやるべき2つの行動
- 今の時期に注意が必要な理由
- 日頃からできる防犯対策
警視庁が「マーキング」に注意を呼びかけ
警視庁生活安全部は8月10日、
公式X(旧Twitter)で、
強盗や空き巣などの犯罪グループが
下見の際に残すことがある
「マーキング」について注意を呼びかけました。
住宅の塀やポストなどに書かれた
見覚えのない記号や数字は、
下見の際に残された「マーキング」の可能性があると説明しています。
普段見慣れないものだからこそ、
気づいたときには一度立ち止まって確認したいポイントです。
そもそもマーキングとは何か
マーキングとは、
空き巣などの犯罪グループが
住民に関する情報を仲間と共有するために、
表札や郵便受け、玄関ドア、電気メーターなどに
残す目印のことです。
言葉だけでは想像しにくいですが、
実は身近な場所に残されていることもあります。
事前に建物の状況や住民の生活パターンを調べ上げ、
その特徴を記録することで、
計画的に空き巣を行うために
用いられると考えられています。
複数人で情報を共有する手口だからこそ、
記号や印という形が使われやすいとされています。
マーキングの具体例
警視庁が紹介している
マーキングの具体例には、次のようなものがあります。
- ドアやポストにテープや付箋が貼られている
- 玄関前に石が置かれている
- 塀やポストに見覚えのない記号・数字が書かれている
警視庁は、こうした印などが
必ずしも犯罪に直結するとは言えないものの、
防犯対策の観点から注意が必要だとしています。
マーキングを見つけたらやるべき2つの行動
見覚えのないマーキングを見つけた場合、
警視庁は次の2つの行動を呼びかけています。
1. 消す前に写真を撮って、警察に通報する
2. その上でマーキングを「取る、剥がす、消す」
気づいたらすぐに消してしまいたくなりますが、
まずは記録を残してから通報することが
ポイントです。
なぜ「すぐに消す」ことが大切なのか
写真を撮って通報した後は、
マーキング自体は消してしまってよいとされています。
これは、住民が「マーキングに気づいている」ことを
犯罪グループに伝えることで、
ターゲットから外れやすくなると
考えられているためです。
マーキングをそのままにしておくと、
「防犯意識の低い家」と判断され、
かえって狙われやすくなる可能性もあります。
賃貸住宅の場合はどうする?
持ち家だけでなく、
賃貸住宅でもマーキングされるケースはあります。
この場合は、警察への通報とあわせて、
管理会社や大家さんにも相談しておくと安心です。
共用部分に関わる場合は、
他の入居者への注意喚起にもつながります。
なぜ今の時期に注意が必要なのか
今回の呼びかけの背景には、
夏休みの旅行やお盆の帰省などで
自宅を空ける機会が増える時期であることがあります。
留守が多くなる時期は、
空き巣などの犯罪グループにとっても
下見をしやすい時期と重なるため、
警視庁はこのタイミングで注意喚起を行ったと考えられます。
普段は気にしていない玄関先やポスト周りも、
長期の外出前には一度
チェックしておくとよいでしょう。
「トクリュウ」による新しいマーキング手口にも注意
近年は、匿名・流動型犯罪グループ
(通称「トクリュウ」)による
新しいタイプのマーキングも報告されています。
従来型とあわせて知っておくと、
より広い範囲で異変に気づきやすくなります。
記号や数字を書き残す従来の手口とは異なり、
丸めた軍手や使用済みのガムテープ、マジックペンなど
「ゴミ」に見えるものを玄関先に置く手口が
指摘されています。
子どもの靴下やしぼんだ風船、
100円ショップのおもちゃなどが
玄関先や庭に投げ込まれるケースもあるとされ、
宅配業者が落としたもののように見せかけている点が
特徴です。
一見しただけでは、
単なるゴミや落とし物と見分けがつきにくい点が
厄介なところです。
こうした「ゴミ」を何度か置き、
いつ無くなるかを確認することで、
住民の在宅・不在のパターンを
把握しようとしていると考えられています。
同じような不審物が玄関先に
繰り返し置かれる場合は、
単なるゴミと決めつけず、
近くの警察署へ相談することが勧められています。
自転車での移動が生活パターンから
読み取られてしまう可能性も指摘されており、
日々の行動範囲にも意識を向けておきたいところです。
旅行・帰省で家を空けるときのチェックリスト
夏休みやお盆で長期間家を空ける場合は、
出発前に次のようなポイントを
確認しておくと安心です。
- 窓・勝手口・トイレの小窓などをすべて施錠する
- 郵便受けに新聞や郵便物が溜まらないよう対策する
- 照明にタイマーをつけ、在宅しているように見せる
- SNSに旅行中であることをリアルタイムで発信しない
- 出発前に玄関周りや塀にマーキングがないか確認する
郵便物が溜まっている様子や、
SNSでの旅行投稿は、
「留守にしている」というサインになりやすい点にも
注意が必要です。
投稿は帰宅後にまとめて行うだけでも、
リスクを減らすことができます。
空き巣に狙われやすい家の特徴
一般的に、空き巣は
次のような特徴を持つ住宅を
下見の対象にしやすいとされています。
- 周囲から死角になりやすい玄関や窓がある
- 塀や植栽が高く、外からの視線を遮っている
- 郵便物や新聞が溜まっている
- センサーライトや防犯カメラが設置されていない
こうした特徴に当てはまる場合は、
マーキングの有無にかかわらず、
あわせて対策を見直しておくとよいでしょう。
センサーライトや防犯カメラの設置は、
下見の段階で敬遠される要因にもなります。
日頃からできる防犯対策
マーキングに気づくためにも、
日頃から自宅周辺の様子を
意識しておくことが大切です。
- 外出前後に玄関や塀まわりを確認する習慣をつける
- 見覚えのない印や貼り紙に気づいたら写真を残す
- 不審な点があれば早めに警察へ相談する
特別な道具を使わなくても、
日々の意識ひとつで防犯対策につながります。
家族や近隣の住民と情報を共有しておくことも、
異変に早く気づくきっかけになります。
まとめ
警視庁は8月10日、
強盗・空き巣グループが下見の際に残す
「マーキング」について注意を呼びかけました。
- テープ・付箋・石・記号などがマーキングの具体例
- 見つけたら「写真を撮って通報」してから「取る・剥がす・消す」
- 夏休み・お盆で自宅を空ける機会が増える時期は特に注意
- 近年は軍手やガムテープなど「ゴミ」に見せかけた新手口も
従来の記号・数字によるマーキングだけでなく、
ゴミに見せかけた新しい手口も広がりつつあることから、
玄関先の変化には普段以上に
気を配っておきたいところです。
ご自宅の周辺に見覚えのない印や
不審な落とし物がないか、
この機会に一度確認してみてはいかがでしょうか。
気になる点があれば、
写真を撮ったうえで早めに警察へ相談しましょう。
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