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御母衣ダムは3.4m回復も取水制限続く!6割制限は31日から

渇水が心配されていた御母衣ダムですが、
大雨で状況は変わったのでしょうか。
取水制限がどうなるのかも気になりますよね。

結論から言うと、
御母衣ダムの水位は3.4メートルまで回復しました。
ただし、依然として水位は不十分とされ、
取水制限は続く見通しです。
回復の背景と今後の見通しを詳しく見ていきます。

この記事では、水位回復の状況と、
渇水がここまで深刻だった経緯、
今後の取水制限の見通しを
報道をもとに整理します。

  • 御母衣ダムの水位回復の状況
  • 渇水がここまで深刻だった経緯
  • 現在の取水制限と、今後の見通し
  • 観光や生活への影響
目次

御母衣ダムの水位は3.4メートルまで回復

富山テレビ放送の報道によると、
庄川水系上流の岐阜県・御母衣ダムは、
27日からの大雨の影響で、
水位が3.4メートルに回復したことが分かりました。

富山河川国道事務所などによりますと、
26日時点で御母衣ダムの水位は
ほぼゼロでしたが、
28日午後5時現在で3.4メートルまで回復したということです。

御母衣ダム付近では、
27日からまとまった雨が降っており、
岐阜地方気象台によると、
午後5時までに108ミリの雨が降ったとされています。

下流の祖山ダム、小牧ダムの水位も
あわせて回復しましたが、
富山河川国道事務所は、
回復後も水位は不十分だとしています。
渇水がすぐに解消したわけではない、という点には注意が必要です。

貯水がほぼゼロだった渇水の深刻さ

今回の回復がどれほどのものか理解するには、
直前までの渇水の深刻さを知る必要があります。
実は、大雨の直前まで、庄川水系は
かなり切迫した状況にありました。

FNNプライムオンラインの報道では、
庄川水系の上流にある御母衣ダムは、
貯水量がほとんど底をついていたと伝えられています。
このままの状態が続けば、
8月29日には取水可能な量が
4割にまで落ち込む見通しだったということです。

読売新聞の報道(8月27日)によると、
国土交通省北陸地方整備局富山河川国道事務所は、
対策として一時的に貯水を放流している
小牧ダム(砺波市)と祖山ダム(南砺市)の水が、
8月29日にも底をつく見通しだと明らかにしていました。

同事務所によると、
8月25日時点の両ダムの貯水率は3~5割程度で、
関西電力が管理する小牧ダムと祖山ダムから、
1日あたり合計300万立方メートルの水を
放流してもらって補っていたということです。

富山河川国道事務所の中谷洋明所長は、「厳しい渇水にあっても、透明性の高い調整を図り、(協力の)輪を作れるように努力したい」と述べたと読売新聞は伝えています。

庄川水系のダムはどこにある?

今回の渇水が話題になっている庄川は、
岐阜県から富山県へと流れる川です。

今回名前が挙がった御母衣ダムは、
その庄川水系の上流にあたる岐阜県にあります。
下流には祖山ダム、小牧ダムがあり、
今回の大雨ではこれらのダムの水位も
あわせて回復したと富山テレビ放送は伝えています。

上流のダムでせき止められた水は、
下流の発電や農業用水、生活用水などに
利用されています。
そのため、上流の御母衣ダムの水位が下がると、
下流の富山県側の取水にも影響が及ぶことになります。

読売新聞の写真報道では、
湖底があらわになった御母衣ダムの様子や、
貯水量が少なくなった小牧ダムの様子が伝えられており、
渇水の深刻さが視覚的にも確認できる状況でした。

取水制限とは何か

ニュースでよく見る「取水制限」という言葉は、
ダムや河川から取れる水の量を、
あらかじめ決めた割合だけ減らす対応のことです。

「2割の取水制限」であれば、
通常の取水量から2割減らした量に抑えることを意味します。
制限の割合が大きくなるほど、
使える水の量は少なくなり、
生活や産業への影響も大きくなります。

読売新聞の報道によると、
庄川では7月から、水道事業者や
農業用水を管理する土地改良区などを対象に、
取水量を自主的に2割減らす措置がとられていました。

県西部を中心に給水人口が約40万人にのぼる
生活用水を優先的に確保するため、
上水道にかける自主的な取水制限は
2割を維持する方針だということです。

一方で、農業用水などに使える水は、
取水が許可されている全体の水量の
4割程度にまで落ち込む見込みとされ、
飲み水よりも農業用水への影響が大きいことがうかがえます。

富山河川国道事務所は、
流量が減ることでアユなどの魚類へ影響が出たり、
河口で海水が遡上したりする可能性もあるとしています。
生活用水だけでなく、自然環境にも
影響が広がりかねない状況だったことがうかがえます。

取水制限は続く見通し

水位が回復したとはいえ、
取水制限がすぐに解除されるわけではありません。

富山テレビ放送の報道によると、
庄川で現在行われている2割の取水制限は継続される見通しです。

さらに厳しい最大6割の取水制限についても、
当初は8月29日ごろからの開始が予定されていましたが、
今回の水位回復を受けて、
8月31日ごろからに先送りされる見通しとなりました。

ポイント

大雨で水位は回復しましたが、
富山河川国道事務所は
「回復後も水位は不十分」としています。
6割の取水制限が完全になくなったわけではない点に注意が必要です。

時点御母衣ダムの状況
8月26日時点水位はほぼゼロ
8月28日午後5時時点水位3.4メートルに回復
現在の取水制限2割の制限が継続
6割の取水制限8月29日ごろ→8月31日ごろへ延期見込み

観光や生活への影響

今回の渇水は、飲み水や農業用水だけでなく、
観光にも影響を及ぼしていました。

読売新聞の報道によると、
渇水を受けて、小牧ダム(砺波市)などを
発着する庄川峡遊覧船が運航を見合わせており、
地元から心配の声が相次いでいたということです。

小牧ダムの状況を見に訪れた
南砺市の農業森田晶子さん(72)は、
「対岸の地肌がむき出しになるほど、
小牧ダムの水が減っているのは初めて見た」と
驚いた様子だったと伝えられています。
「庄川のアユや、観光客が来なくなることが心配だ」
とも話していたということです。

遊覧船で訪れることができる
大牧温泉観光旅館(南砺市利賀村大牧)も
対応に追われていました。

この旅館は「秘境の一軒宿」として、
9~11月のハイシーズンには
月に約1500人が訪れるということです。
遊覧船の休止を受けて、
臨時のマイクロバスなどで宿泊客を送迎していますが、
数件のキャンセルもあったと伝えられています。

今回の大雨で水位は上向きましたが、
依然として2割の取水制限は続いているため、
遊覧船の運航再開時期など、
個別の施設については、
各運営者の最新の発表を確認することをおすすめします。

まとめ

御母衣ダムの水位は、
大雨の影響で3.4メートルまで回復しました。
ただし、依然として水位は不十分とされています。
今回の記事のポイントを振り返ります。

  • 8月28日午後5時時点で水位3.4メートルに回復
  • 27日からの大雨で108ミリの降水量を記録
  • 2割の取水制限は継続
  • 6割の取水制限は8月31日ごろに先送りされる見通し

渇水や取水制限の状況は、
今後の天候によっても変わる可能性があります。
最新の状況は、富山河川国道事務所など
関係機関の発表で確認してください。

庄川峡遊覧船や大牧温泉観光旅館など、
観光施設の運航・営業状況についても、
訪問を予定している方は、
事前に各施設の公式発表を確認しておくと安心です。
今後の雨の降り方次第で、状況はまた変わる可能性があります。

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