特急「北斗」が運休中の今、
札幌から函館へどうやって移動すればいいのか
迷っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、
移動手段は高速バス・航空機・鉄道の迂回ルートの
3つが中心です。
ただし、いずれも混雑や時間の面で注意点があり、
移動の目的によって向き不向きが分かれます。
この記事では、それぞれの移動手段の
予約状況や所要時間、
今後の代替輸送の計画までを、
報道をもとに整理します。
- 高速バスの予約状況と増便情報
- 航空機の混雑状況
- 鉄道で迂回する「山線」ルートの所要時間
- 9月2日以降の代行バス・臨時快速の計画
移動が混雑している理由
そもそも今回の混雑は、
大雨によるJR室蘭線の土砂崩れが原因です。
北海道新聞デジタルの報道によると、
土砂崩れの影響でJR室蘭線が脱線し、
札幌と函館を結ぶ特急「北斗」が
全便運休する事態になりました。
読売新聞の報道では、
JR北海道によると特急「北斗」は
9月2日まで運休の見込みとされており、
8月29日は「北斗」22本を含む列車計47本が運休となりました。
特急が使えないことで、
普段は鉄道を利用する人の多くが、
バスや航空機、迂回ルートの鉄道に流れています。
これが、移動手段全体の混雑につながっています。
高速バスは9月2日まで臨時便を運行
読売新聞の報道によると、
札幌―函館間の都市間高速バス
「高速はこだて号」は、
9月2日まで臨時便が運行されています。
ただし8月29日の時点で、
この臨時便を含めて全便が満席になったと伝えられています。
同区間を結ぶ「函館特急ニュースター号」も、
ほぼ満席の状態です。
読売新聞の取材では、
特急券を払い戻してバスに振り替えた
利用客の様子も伝えられており、
「知人と会う予定があったので、
移動手段として臨時便はとても助かる」という声もありました。
道内バス各社によると、8月30日以降も9月2日まで残席が少ない状態が続くとされています。
これからバスでの移動を予定している方は、早めの予約状況の確認をおすすめします。
航空機も満席の便が発生
鉄道とバスに利用が集中する中、
空の便にも影響が出ています。
読売新聞の報道によると、
8月29日には北海道エアシステム(HAC)の
札幌丘珠―函館線で、満席の便が出ています。
普段は鉄道や高速バスを使う人の一部が、
航空機に流れていることがうかがえます。
空路を検討する場合も、早めの予約状況の確認が必要です。
札幌市内から利用できる空港は、
新千歳空港と丘珠空港の2つがあります。
丘珠空港発着の便に満席が出ている一方で、
新千歳空港発着の便がどうなっているかは、
この記事の時点で確認できていません。
空路を検討する場合は、
複数の航空会社・複数の空港の空席状況を
あわせて確認しておくと、選択肢が広がります。
空港までのアクセス時間も含めて計画すると安心です。
鉄道の迂回は「山線」経由で8~10時間
鉄道での移動にこだわる場合は、
函館本線の小樽―倶知安―長万部間、
通称「山線」を使う方法があります。
Yahoo!ニュース(鉄道乗蔵氏)の記事によると、
この区間は普通列車を乗り継ぐ形になるため、
札幌―函館間の所要時間は8~10時間近くにおよびます。
通常の特急「北斗」であれば約3時間40分のため、
所要時間は2倍以上に伸びる計算です。
乗り換えの回数も多くなるため、
時間に余裕を持った計画が必要です。
| 移動手段 | 所要時間・状況(報道時点) |
| 特急「北斗」(通常時) | 約3時間40分 |
| 山線経由の普通列車 | 8~10時間近く |
| 高速はこだて号 | 9月2日まで臨時便、8月29日時点で満席 |
| 函館特急ニュースター号 | ほぼ満席 |
| HAC 札幌丘珠―函館線 | 満席の便あり |
9月2日以降は代行バス・臨時快速も計画
今後の輸送体制についても、
段階的な計画が伝えられています。
Yahoo!ニュースの記事によれば、
8月30日からは、長万部―東室蘭間で
代行バスが2往復運行される予定です。
あわせて、函館―長万部間には
臨時快速列車が運行され、
東室蘭駅では特急「すずらん」に接続するダイヤが
組まれる見通しとされています。
この臨時快速には、特急「北斗」で使われている
キハ261系気動車が使用されるとみられており、
乗り継ぎの負担を減らす狙いがあるとみられます。
函館―長万部間の臨時快速、
長万部―東室蘭間の代行バス、
東室蘭―札幌間の特急「すずらん」という
3区間を乗り継ぐ形になるとみられ、
これまでの山線経由よりも
所要時間が短縮される可能性があります。
代行バスや臨時快速の詳しい時刻表は、
この記事の時点では確認できていません。
最新のダイヤはJR北海道の公式サイトで確認してください。
過去にも山線が使われた実績がある
山線が代替ルートとして注目されるのは、
今回が初めてではありません。
Yahoo!ニュースの記事によると、
2000年の有珠山噴火で室蘭線が長期間不通になった際、
JR北海道は札幌―函館間の特急列車を
函館本線の山線経由で迂回運転させました。
当時運行されていた寝台特急
「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」も、
倶知安経由で運転されたということです。
本州と北海道を結ぶ貨物列車についても、
山線が重要な代替ルートとして活用されていました。
今回の記事の時点では、
特急列車そのものを山線経由で走らせる
迂回運転までは行われておらず、
普通列車での代替にとどまっています。
移動手段を選ぶときの注意点
ここまでの内容を踏まえると、
移動手段選びのポイントは次の3つに整理できます。
1つ目は、時間を優先するか、混雑を避けたいかです。
山線経由の鉄道は時間がかかる分、
高速バスや航空機より予約が取りやすい可能性があります。
逆に到着時間を優先したい場合は、
バスや航空機の空席状況をこまめにチェックする必要があります。
2つ目は、予約状況をこまめに確認することです。
高速バスや航空機は満席の便が出ているため、
直前ではなく早めの手配が安心です。
公式サイトやアプリをこまめにチェックすることで、
キャンセルによる空席を見つけられる場合もあります。
3つ目は、9月2日以降の計画変更に注意することです。
代行バスや臨時快速の運行が始まると、
移動ルートの選択肢が今より広がる可能性があります。
4つ目は、荷物の多い移動には向き不向きがあることです。
読売新聞の取材でも、
大きな荷物を抱えた観光客が
臨時バスに次々と乗り込む様子が伝えられていました。
荷物が多い場合は、乗り換えの少ないルートを優先すると負担が減らせます。
5つ目は、特急券や乗車券の変更条件を確認することです。
すでにチケットを購入している場合は、
払い戻しや振り替えができるかどうかを、
早めに窓口や公式サイトで確認しておくと、
直前になって慌てずに済みます。
まとめ
特急「北斗」運休中の移動手段は、
高速バス・航空機・山線経由の鉄道が中心です。
- 高速はこだて号は9月2日まで臨時便、8月29日時点で満席
- HAC札幌丘珠―函館線も満席の便あり
- 鉄道の迂回は山線経由で8~10時間
- 8月30日から長万部―東室蘭間で代行バス2往復の計画
移動手段の予約状況や時刻表は、
今後も変わる可能性があります。
出発前には、利用する交通機関の
公式サイトで最新情報を確認してください。
時間に余裕を持てるなら山線経由の鉄道、
スピードを優先するなら早めに手配したバスや航空機と、
目的に合わせてルートを選ぶことが、
今回の混雑を乗り切るポイントになりそうです。
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